お久しぶりです、ソラセルです。
今回私もまだ利用しているauの3Gサービス(CDMA 1X WIN)が2022年3月31日に終了するということで、3Gサービスで利用している携帯を今度どうするのが良いか、自分なりに色々調べてみました。
ドコモとソフトバンクも3Gサービスを終了する予定になっていますが、ドコモは2026年3月31日予定、ソフトバンクは2024年1月下旬とauと比べて、まだ終了までの期間があります。
auではスマートフォンではない、ガラケーとも呼ばれている携帯電話をケータイと呼んでいるので、それに合わせて今回の記事中でもケータイと呼んでいます。
はじめに
記事の冒頭でも書きましたが、auの3Gサービスが2022年3月31日に終了してしまいます。現在auで3Gサービスのプランで契約している人は終了するまでに新しいプランに変更しないと自動解約となり今後、利用できなくなってしまいます。
勘違いしてしまう人もいるかもしれませんが、ケータイ全てが使えなくなるわけではなく比較的新しい端末で4G LTE、au VoLTEというものに対応していれば今後も変わらず利用できます。逆にケータイではなくスマートフォンであってもau VoLTEに対応していない端末は利用できなくなります。iPhoneでは5シリーズがこれに当たるようです。
2014年頃までに発売された機種は4G、au VoLTEに対応していない可能性があります。終了するサービス、端末を利用している人の所にはauから郵便、電話、メール等で案内が来てるので、案内が特に来ていない方は今後も使えると思いますが、心配な人は自分のプランや端末を確認してみてください。
auは今回、終了する3Gサービス利用者向けに機種変更する際の契約事務手数料を0円にしているのと、無料で交換できる機種が用意されています。
考えられる選択肢
- プラン、端末を変更してauで利用する
- 他のキャリアに乗り換える
- 解約する
auで利用する
auで今後も利用する場合は4G LTE、au VoLTEに対応した端末、プランに変更する必要があります。auでは今でもスマートフォンだけでなくケータイも取り扱っていて、機種変更の際に4Gケータイを選んだらケータイ向けのプラン、スマートフォンを選んだらスマートフォン向けのプランに加入することになります。auから用意されている無料交換機種の中から選べば無料で機種変更とプラン変更が出来ます。
機種変更、プラン変更は電話、郵便、auショップ、au取り扱いの携帯ショップや家電量販店で行うことが出来ます。
無料交換機種
4Gケータイ、スマートフォン共に無料交換機種が用意されていて、auの公式サイトを見るとケータイ3機種、スマートフォンが6機種の中から選べることになっています。
ただ公式サイトに掲載されている無料交換機種がどこのお店でも全て取り扱っているというわけではなく、お店によって取り扱ってる機種ない機種があります。1部のショップでは公式サイトに載っていない機種が無料もしくは1円など格安で購入できるようになっていたりもするようです。私が聞いた機種だとiPhonse SE(第2世代)やMi 10 Lite 5Gがありました。
また無料にはならなくて3Gケータイからの機種変更で3Gとりかえ割が適用されてauで販売中のほとんどの機種が22000円の割引で購入できるようになっています。
auで利用する場合に加入するプラン
今回はauで今後も利用する場合に加入することになる4Gケータイ向けのプランと3Gケータイを利用している人がスマートフォンに機種変更する時に加入できるお得なスマートフォン向けのプラン、auスマホスタートプランフラットの調べてみました。
ケータイ(4G LTE)向けプラン
ケータイ利用者が加入するプラン。5つのプランがありどのプランも2年契約Nを適用することで基本料金から187円割引。現在、2年契約Nは解約する時に契約解除料がかかりますが、2022年4月1日から解除料が廃止される予定になってます。割引は継続される。
家族割を適用していれば今まで通り家族間の国内通話、SMSは無料で利用可能。
ケータイシンプルプラン 基本料金 1507円→1320円(2年契約N適用)
無料通話なしのプラン。オプションでかけ放題にすることも出来て、オプション加入者は留守番電話サービス等が付いた電話基本パックを無料で利用可能。auメール、ネットも利用可能、月間データ量300Mで超過した場合は低速128kbpsになる。
1回5分以内国内通話かけ放題 880円 合算で 2387円→2200円(2年契約N適用)
24時間国内通話かけ放題 1980円 合算で 3487円→3300円(2年契約N適用)
ケータイカケホプラン 基本料金 3465円→3278円(2年契約N適用)
24時間国内通話かけ放題のプラン。auメール、ネットも利用可能、月間データ容量1GBで超過した場合は低速128kbpsになる。
VKプラン
上のケータイプランと違いauメール、ネットを利用する場合は月330円のLTE NETへの加入が必要で、通話もネットも基本的に利用量に応じて料金が加算されていく。無料通話ありのプラン2つと無料通話なしのプラン1つがある。
VKプランS (N) 基本料金 1284円→1097円(2年契約N適用)
1210円分(27分)までの無料通話付きプラン。
VKプランM (N) 基本料金 1969円→1782円(2年契約N適用)
2860円分(65分)までの無料通話付きプラン。
VKプランE (N) 基本料金 1265円→817円(2年契約N+プランE移行割適用)
無料通話なし、通話もネット利用も利用量に応じて料金が加算されるプラン。
プランEシンプルを利用中の人はプランE移行割を適用出来て月に260円の割引。
ケータイ向けプランについて
どのプランも3Gケータイの時のプランより高くなる可能性があります。特にかけ放題のプランは1000円近く料金が上がり、無料通話付きのプランでは無料通話の繰り越しが出来なくなり、プランEの後継と思うような名前のVKプランE (N)はauメールの利用が無料ではないようです。
かけ放題にしたい場合や、auメール、ネットも利用したい場合はケータイシンプルプランかケータイカケホプランが良さそうです。この2つのプランは通話かけ放題に出来るのと、データ容量が決まっていてauメールやネットの使い過ぎで別料金が加算されることもありません。かけ放題にした方が得になる通話時間の目安は月に約44分で、それ以上、通話する場合はかけ放題の方がお得になりそうです。
ケータイシンプルプランでかけ放題にした場合と、ケータイカケホプランの違いは、最初からかけ放題になっているカケホプランの方が料金が少し安くてデータ容量が多いです。その代わり、シンプルプランでかけ放題にした場合は留守番電話などが使える電話基本パックに申し込んだ場合に無料で利用できます。
かけ放題が必要なく無料通話の範囲内で、auメール、ネットも利用しない場合はVKプランのS、Mの方が良さそうです。LTE NETに加入しないことで、その分料金が安くなります。VKプランでもLTE NETネットに加入すればauメール、ネットの利用ができますが、使ったデータ量に応じて料金が加算されていくので、高額な料金になる可能性があるので注意が必要です。
通話は家族割での無料通話だけでauメール、ネット利用なし、出来るだけ安くしたい場合は最安で817円で使えるVKプランE (N)が良そうです。ただVKプランE (N)を安くするにはプランEからプラン変更して移行割を適用する必要があります。現在プランE以外の人は2月中に今のプランをプランEに変更しておけば3月に移行割を適用しながらVKプランE (N)に加入することができそうです。
VKプランでLTE NETに加入しない場合の注意点として、今まで使っていたauのメールアドレスは完全に使えなくなり、auメールを送るだけでなく、受け取ることも出来なくなります。auのメールアドレスをどこかの連絡先や会員登録などに利用している場合は事前に別のメールアドレスに変更しましょう。
スマートフォン向けプラン
スマートフォン利用者が加入するプラン。
auスマホスタートプランフラット 基本料金 2288円→1100円(スマホスタート割適用)
ケータイ利用者がスマートフォンに機種変更する時に加入できるプランで1回5分以内の国内通話がかけ放題。通話定額(スマホスタート)加入で24時間かけ放題にすることも可能で、オプションに加入すると電話きほんパックも無料。データ容量は3GB。
スマホスタート割で翌月から1年間は月に1188円の割引がある。またauのクレジットカードau PAYカードで支払うとau PAYカードお支払い割で月に110円の割引もあり。
通話定額(スマホスタート) 1100円 合算 3388円→2200円(スマホスタート割適用)
スマートフォン向けプランについて
今回はケータイ利用者が加入できるお得なプランだけを調べました。1年間はスマホスタート割で割引があり月に1100円、au PAYカードで支払えば月に110円の割引があり、990円で5分以内のかけ放題とデータ容量が3GB付きで使えます。1年目の割引がある間はかなり安く利用できます。割引が終わった後は基本料金が2288円となり、この料金はケータイシンプルプランに5分以内かけ放題を付けた料金とほとんど変わらない料金となります。
auでスマートフォンを利用する人が通常加入するデータ容量の少ないプランのピタットプランは割引前の料金が3465円からで、5分以内かけ放題も付いていないプランで、それと比べるとスマホスタートプランフラットはかなりお得です。
ケータイ向けプランとスマートフォン向けプランについて
機種変更の時にケータイを選べばケータイプラン、スマートフォンを選べばスマートフォン向けプランに加入することになります。なので選ぶ機種で加入するプランも決まるのですが、料金的にどちら向けのプランがお得か考えてみました。
スマートフォンは月々の料金が高いイメージでしたが、今回調べたプランなら意外と安く利用できると分かりました。無料交換機種が用意されているので、このタイミングでスマートフォンに変えるのもありかなと思いました。
家族割による無料通話がメインでかけ放題は必要なし、今後も長期間、auで利用するつもりであればケータイ向けプランの方が安く利用できそうです。かけ放題にする場合は、スマホスタートプランフラットなら1年間は割引で、ケータイ向けプランよりも安く使えて、それ以降もケータイ向けプランと同じような料金で利用できます。
他のキャリア乗り換える
3Gサービス終了に合わせて他の通信事業者に乗り換えを考えている人もいると思います。今回auの3Gケータイのプランから新しいプランに変更することで月々の料金が高くなってしまう人がこれを機に格安SIMなど別の通信事業者に乗り換えることで安く利用できる可能性があります。また多くのキャリア、お店では乗り換えをする人に対して端末代金を大幅に安く買えるようにしていて、性能が良いスマートフォンが格安で購入できる可能性もあります。
乗り換え先の候補を考えてプランを調べてみました。
ドコモ、ソフトバンクの場合
ドコモやソフトバンクでもauのスマホスタートプランフラットのような3Gケータイを利用者が加入できるスマートフォン向けのお得なプランがあります。
ドコモのスマートフォン向け割引プラン
はじめてスマホプラン 基本料金1815円→1265円(はじめてスマホ割適用)
1回5分以内の国内通話がかけ放題。かけ放題オプション加入で24時間かけ放題にすることが可能。データ容量は1GB。
はじめてスマホ割で最大12か月間は月に550円の割引がある。またドコモのクレジットカードdカードで支払うとdカードお支払割で月に187円の割引もあり。
かけ放題オプション 1100円 合算 2915円→2365円(スマホスタート割適用)
ソフトバンクのスマートフォン向け割引プラン
スマホデビュープラン 基本料金2178円→990円(1年お得割適用)
1回5分以内の国内通話し放題の準定額オプション+がついている。これを定額オプション+に変更することで24時間国内通話し放題にすることも可能。データ容量は12ヵ月は5GBで以降は3GB。
1年お得割で12ヵ月は1188円の割引がある。
定額オプション+ 1100円 合算 3178円→2190円(1年お得割適用)
ドコモ、ソフトバンクのプラン内容について
au、ドコモ、ソフトバンクともにプラン内容は似ています。初めから5分以内の国内通話がかけ放題が付いているのと1年間は割引があります。ただキャリアによって月々の料金、割引額、割引の方法、データ容量に少しずつ違いがあります。
ドコモは基本料金が1815円でau、ソフトバンクよりも安くなっています。ただ1年間適用される割引額は少なくて1年目の料金はau、ソフトバンクの方が安くなります。また、ドコモはデータ容量が1GBと他よりも少ないです。
ソフトバンクは1年目の基本料金が990円と3キャリアで1番安くなっています。auでも1年目の料金を990円にすることが出来ますが、auの場合はau PAYカードで支払う必要があります。ソフトバンクはauやドコモと違い、キャリアのクレジットカードでの支払いによる割引を設けてなく、クレジットカードを作りたくない人でもお得に利用できます。また1年目だけですがデータ容量が5GBと他よりも多いです。
他のキャリアの場合
3Gケータイを利用している人は通話用として使っている人が多いと思うので、通話メインで使う人が安く利用できそうな通信事業者のプランをいくつか調べてみました。
UQモバイル
auのサブブランド。
くりこしプランS+5G 基本料金1628円→990円(自宅セット割)
無料通話なしのプラン。オプションで無料通話を付けたり、かけ放題にすることが出来る。データ容量は3GB。
auでんきもしくは対象のインターネット+電話サービスに加入していると自宅セット割で月に638円の割引があり基本料金990円で利用できる。
60分通話パック 550円 合算2178円→1540円(自宅セット割)
国内通話10分かけ放題 770円 合算2398円→1760円(自宅セット割)
国内通話かけ放題 1870円 合算3498円→2860円(自宅セット割)
60歳以上の人は24時間かけ放題オプションを10分かけ放題と同じ770円で利用することができる。auのサブブランドなのでauからの乗り換えが簡単。
povo
auのオンライン専用ブランド。
povo2.0 基本料金0円
無料通話なしのプラン。トッピングと呼ばれるかけ放題になるものやデータ容量追加のオプションを自分で選んで追加しながら利用するプラン。
5分以内通話かけ放題 550円
通話かけ放題 1650円
データ追加3GB(30日間) 990円
基本料金が0円なのでかけ放題だけなら月々1650円で利用することも可能。料金が安いがオンライン専用のプランでお店で契約したりは出来なく、自分で手続きする必要がある。
楽天モバイル
Rakuten UN-LIMIT VI 基本料金0円~3278円
メールやネット利用などの使ったデータ容量によって料金が加算されていくプラン。楽天モバイルの専用アプリRakuten Linkを利用することで国内通話が24時間かけ放題。ネットなどデータをほぼ使わず、Rakuten Linkを利用した通話のみの利用の場合は0円で利用できる。
アンテナが弱いので地域や、屋内など場所によって、圏外となり繋がらない場合がある。
日本通信
ドコモの回線を利用した格安SIM
合理的シンプル290プラン 基本料金290円
無料通話なしのプラン。オプションで無料通話を付けたり、かけ放題にすることが出来る。データ容量は1GB。
70分無料通話 700円 合算 990円
通話かけ放題 1600円 合算 1890円
通話料金が30秒当たり11円と大手キャリアの料金の半額で安い。オンライン専用でお店で契約したりは出来なく、自分で手続きする必要がある。
乗り換える時の注意点
他のキャリアに乗り換えてauをやめると、auメールが利用できなくなる、家族割がなくなるなど、auだから利用できていたサービス、特典などがなくなります。
また、ほとんどの人がauで2年契約で契約していると思いますが、更新月のタイミング以外で解約する場合は契約解除料がかかってしまいます。auの加入年数11年目以降で家族割セットの場合であれば3300円、それ以外だと10450円もかかります。それだけでなく乗り換え先で契約事務手数料3300円かかる場合が多いです。
一度、機種変更しながら新しいプランに変更して2年契約をつけなければ、契約解除料はかからなくなるので、乗り換えるタイミングは遅くなってしまいますが、プラン変更してからの方が安く乗り換えることが出来るかもしれません。ただ、ドコモのはじめてスマホプランに加入したい場合は3Gケータイから乗り換える必要があるので、auでプラン変更などせずに、3Gケータイ、3Gサービスのプランのまま乗り換えましょう。
解約する
携帯電話を2台持ちで利用している人で1台だけでも十分な人はこれを機に解約するのも良いかもしれません。ただ他のキャリアに乗り換えする場合の注意点でも書きましたが2年契約で契約している人は更新月以外では契約解除料がかかってしまうので、3Gサービスが終了するまでそのまま利用して自動解約にするか、もしくは機種変更してプランを変え、2年契約を付けなければ無料で解約できるようになるはずです。
最後に
今回、auの3Gサービスが終了するということで、色々調べてみましたが、色んな選択肢があり正直、迷います。auで継続して利用するとしても、機種をケータイにするかスマートフォンにするか、悩んでいます。正直、通話がメインの使い方だったらケータイの方が良いと思っていて、軽くてポケットにも入れやすいし、毎日充電しなくても大丈夫なので。ただ、せっかく無料でスマートフォンが貰えるのにケータイを選ぶのも、もったいない気がしてしまいます。
なので、私はスマートフォンを無料交換するか安く購入し、ケータイを中古で安いのを買って、それを通話メインに使おうと考えています。本来の利用方法ではないので、自己責任になりますがスマートフォン向けのプランで契約しているSIMカードを4Gケータイに自分で差し替えて利用することが出来るようです。逆のケータイ向けプランのSIMをスマートフォンに差し替えて、ケータイ向けプランでスマートフォンを使うことは出来ないようです。
いくつかお店に行って話を聞いたりしてますが、2月の後半から3月は混雑が予想されるのでなるべく早めに変更をお願いしますとお話がありました。今後たくさんの人が来れば無料交換機種の在庫もどんどん減っていき、自分の好きな色や機種を選べない可能性があるそうです。
私も出来るだけ早く決めたいと思います。